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マンション管理士 就職に有利か?

2017-06-05 15:36:32

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マン管取得は就職にプラスか

マンション管理士は難関試験です。
難関試験なので、取得は就職や転職に有利になるんじゃないかと
思う人も多いでしょう。

そこで、求人を調べてみると、
「あれ、マン管の求人があまりない・・・」
ということになるのではないでしょうか。

マン管の働き方

マン管の仕事をもう一度確認してみましょう。

マン管はマンション管理組合のコンサル業務が主な仕事です。
原則は、マンション管理組合と顧問契約を結んでの仕事になります。

ということは、顧問契約という言葉からもわかるように弁護士、税理士事務所同様
基本は個人事務所を持って契約するという形が一般的になります。

そのため、所謂企業としては、それほど資格を持っている人を必要としていない
現状があります。つまり、独立開業型の仕事となります。

もちろん今後は、大きなマンション管理士事務所ができて、そういった場所に
就職するというケースも増えてくるかもしれませんが、何分比較的新しい資格ですので、
まだ、大型事務所がそんなに存在せず、独立開業が基本路線となります。

一方、同じ不動産資格でも管業や宅建士は、それぞれマンション管理業者や
不動産業者が一定の条件で配置を義務付けられているので、
企業として資格保有者を必要としています。
そのため、マン管と違い管業や宅建士には求人があります。

マン管、管業、宅建士と問題も似ていて、同じ不動産資格ですが、
マン管は独立開業者向け、
管業は企業への就業向け
宅建士は就職+独立両方向き
となっているので、
あくまで企業や就職や転職を目指すのであれば、マン管ではない方が
いいでしょう。

一方独立を目指しているのであれば、まだ、あまり事務所数が多くない
今こそマンション管理者としての独立はチャンスが多いでしょう。

資格取得の際は、資格取得そのものを目的とするのではなく、
取得後の状況も考えて選ぶとよいでしょう。