2016-09-08 14:48:34
なぜマンション管理士の受験者数が減っているのか?
試験まで2ヶ月ちょっとということで、追い込みで学習されている方も
多いマンション管理士ですが、比較的新しい国家資格で、世間ではまだ
知らない方も多い資格です。
最初は10万人程度の受験者数があったマンション管理士ですが、
近年は大体1万5000人程度と受験者も減ってきています。
では、マンション管理士は資格として下火だから、受験者数が減ってきているのでしょうか?
答えはNOです。
今、減ってきているのは、というより最初が多かったのは、新しい国家資格という
ことで受けた方が多かったということもあり、近年は15000人前後で推移しているところを
みると、これが、本来の数字と言えるでしょう。
マンション管理士の将来性
マンション管理士は受ける方ならご存知の通り、非常に合格率が低いです。
試験の難易度は一概に比べられませんが、合格率だけでいうと、建設、不動産系では、
一級建築士、土地家屋調査士(共に8%前後)という難関資格とほぼ同じ合格率であり、
取得は非常に困難な資格といえます。
そして、登録者は約15000人でまだまだ少ない希少な資格です。
ちなみに東京都だけで分譲賃貸併せてですが、
約13万のマンションがあるようですので、ニーズに対する登録者は
少ないのが現状です。
さらに老朽化し、大規模修繕や建て替えといった大きな問題を抱える
マンション管理士が必須になってくるマンションも日々増えてきています。
問題を抱えるマンションは増えるけど、マンション管理士は少ない。
マンション管理士にとっては、ニーズが高く必要とされる
ケースが増えるということで、将来性はかなりあると思われます。
これから上記の大きな問題が社会問題化する前に(実際は少しなりつつありますが)
マンション管理士を取得すれば、大いに資格を活かして活躍できるのではないでしょうか。