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マンション管理士/管理業務主任者 合格点の決め方

2017-04-17 14:39:35

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絶対評価試験と相対評価試験

マン管や管業の試験が終わり、合格発表の段階になると、
今年の合格点は○○点、みたいに発表されますが、
そもそもこの○○点はどうやって決まるのでしょうか?

資格試験の中には、明確に○○%以上が合格、のように最初から合格点が
決まっているものがあります。絶対評価の試験です。
例えば一番おなじみなのは、運転免許試験です。試験場で最後に受ける交通ルールの
試験です。
あの試験は、問題の内容や難度に関わらず、常に90点以上が合格という試験です。

つまり、90点を超えれば、その時点で合格ですので90点を超えた確信があれば、
発表を待たずして合格がわかっている試験となります。

一方マン管や管業は相対評価の試験です。厳密に何人、と決めているわけでは
ありませんが、大体何%程度を合格者としようと決めておき、そのパーセンテージに
近いところを合格点としています。
この手の試験で一番おなじみなのは、高校や大学の入試です。
合格者の定員が決まっていて、定員の最低ラインの合格者の点数を合格点と
する方式です。

平たく言うと、絶対評価は基準が決まっていて、それに達していれば全員合格。
相対評価は人数が決まっていて、上から順に人数に達するまでが合格。
という試験なのです。

相対試験の難しさ

絶対試験は、基準を超えれば合格なわけですから、基準を超えられるよう
ひたすら自分との闘いといったところですが、相対試験は相手がいます。
他の受験生に勝たなくては合格できないという外的要因があるところが
難しいところです。
ちなみに、多くの資格試験の内、難関と言われるものは大概この相対試験に
なります。

しかし、相対試験なのでその年の受験生のレベルによって左右されると
思いがちですが、実は毎年合格点はそう大きくは変動しません。
マン管でいえば、34~38くらいの間をいつも変動している状況です。

つまり、過去問対策で45~50を取れるレベルにしておけば、本番で40超えるくらいの
実力になりますのでまず合格です。

今まで40を超えたことはありませんので、40超えれば確実に合格だと思います。
ということは、マン管や管業も40点以上が合格の絶対評価試験だと思えば
いいのです。

相対試験はどうしても周りとの兼ね合いを考え不安になりがちですが、
ある点を超えれば、事実上の絶対評価試験といえるので、
是非、周りを気にしすぎることなく、自分自身の絶対評価の点を
目指して日々学習していきましょう。