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衛生管理者 難易度は如何ほど?

2017-04-20 14:47:18

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衛生管理者の難易度

衛生管理者試験の難易度ですが、国家資格としては比較的取得しやすい
難易度と言えるでしょう。

その理由として、多くの企業で法律上必要とされているために、
例えば、受験者の数パーセントしか受からないような難関試験に
してしまうととてもじゃないですが、需給バランスが崩れ、
適切に配置できず、多くの企業が法律違反をせざるを得ない状況
になってしまうからです。

そのために、この資格は落とすための試験ではなく、しっかり必要な内容を
理解できているかを確認するための試験になっているため、しっかり内容を
理解している人にとっては、取得しやすい内容となっています。

また、上記記載の通り、理解度を確認するための試験のため、先日試験には
相対評価試験と絶対評価試験があると記載しましたが、本試験は絶対評価試験と
なっています。

つまり、上位からある程度の定員を絞って合格者を出すのではなく、
受験者本人が一定の合格基準を満たせば、他の受験者の点数には
関係なく合格するというシステムです。

難易度が高くない、というイメージが落とし穴

以上のように、衛生管理者は比較的取りやすい資格であることは
わかっていただけたかと思いますが、この比較的取りやすい、という
イメージがなんとも落とし穴になっています。

このイメージのまま、気楽に受けますと、たいていの場合落ちます。
衛生管理者試験は第一種で大体50~60%程度の合格率ですが、
ご存知の通り、衛生管理者は年間に受けられる回数が非常に多い資格です。
つまり、何度も受けている方が含まれており、初回受験生ですと、
20~30%と想定されており、そう考えると決して合格率の高い資格でもないのが
お分かりになると思います。

高い合格率を見て、簡単な試験だと思い気軽に受けて落ちてしまい、
真剣に学習し直して次回以降合格するというパターンが結構あるということです。

しかし、受験場であるセンターは少なく、多くの人が県をまたいで会場に
行かなくてはなりませんし、そもそも2度試験を受けて、さらに学習するというのは、
お金も労力も手間が多いので、取りやすい試験だからこそ、最初からしっかり
学習して1回で取得する、というのがベターじゃないでしょうか。

そのためにも、衛生管理者試験を軽く見ずに最初からしっかり学習を
して準備しましょう。
合格者のほとんどがしっかり学習に取り組んだ方です。
自分なりのスケジュールを組んで効率的にそして油断せずに
学習してください。