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衛生管理者 どんな仕事なのか?

2017-02-14 17:27:29

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衛生管理者の職務

衛生管理者は歴史も長く、50名以上の事業場には必ずおかなくてはならないため、
たいへん多くの資格者が存在します。

しかし、その職務内容は意外と一般に知られておらず、飲食業の食品衛生の仕事と
勘違いされている方もいらっしゃるくらいです。

そこで、衛生管理者の仕事がどういうものかおさらいしてみましょう。

2つの仕事

衛生管理者の仕事は細かく分けるとたくさんありますが、大きく分けると2つに
なります。

一つは、健康管理です。
これは、その事業場に従事する人たちの健康を管理するという仕事です。
例えば、第一種の事業場であれば、直接的に人体に影響を及ぼす危険性のある
有害業務が行われる際に、危険を取り除く措置をすることや、実際に事故が起こった際には
必要な救護措置などを行うなどです。
具体的には事業場を巡視し、危険な状況がないかを調べたりします。

また、健康診断の実施も健康管理の業務のひとつです。

そして、第一種、第二種問わず、精神的な疾患に対する措置も近年では
増加しており、重要な衛生管理者の仕事となります。

二つ目は、社内の安全の管理です。
日々の安全管理はもちろんですが、
東日本大震災を始め、熊本の震災など、近年は天災も増えています。
こういった災害時の避難ルートの確保や点検、備蓄品の管理など、
実際起こった際にすみやかに対応できるよう準備しておくことも
衛生管理者の仕事となります。

以上が大きく分けて2つの仕事になりますが、
会社組織が安全で健康的に仕事のできる職場に
できるかは、衛生管理者の力量に関わってきます。

縁の下の力持ち的なポジションですが、会社組織には
無くてはならない重要なポストです。

これから目指す方は、是非やりがいをもって学習に励んでいただければと思います。