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衛生管理者 受験資格の実務年数

2017-01-05 15:31:54

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受験資格の実務年数

衛生管理者には受験にあたり、実務経験が必要とされています。
大きく分けると大卒で1年、高卒で3年、学歴問わずで10年という実務経験があって
初めて受験資格が得られます。

問題だけみると、大卒じゃなきゃわからない、高卒だと難しい、などということは
一切ありません。
学習さえすれば、学歴に関係なく解ける問題となっています。

では、なぜ学歴による実務経験の年数に差があるのでしょうか?

衛生「管理」者

これは、学歴というより、年齢の側面が大きいかと思われます。
衛生管理者は字のごとく社内の衛生を「管理」する者ですので、
例えば、中学を卒業してすぐに働いて、1年で取得できてしますと、
16歳で社内の労働衛生に関して「管理」する立場となります。
20~60代くらいまでの年代の中で未成年者が労働衛生を管理すると
いうのは、いささか責任が重いでしょうし、現実問題、管理は難しいのでは
ないでしょうか?

労働衛生は法律の観点もあるので、やはり、管理監督するのは、未成年者では
なく成人が行うべきでしょう。
つまり、最低でも成人が労働衛生を管理できるように年数が設定されていると
言えるのではないでしょうか?

国家資格の中には、学歴によって受験資格がない資格も多数あります。
しかし、衛生管理者は経験年数の差に違いはあれど、労働衛生に関わる人ならば
誰でも受験できます。

是非ステップアップにご活用ください