2016-09-28 17:01:59
衛生管理者試験はどこを重視するか
衛生管理者試験にも他の試験同様、出題傾向があり、どこが出やすい
というものがあります。
例えば、有害業務の関係法令で言えば、衛生管理体制などは毎回出ていますし、
有機溶剤中毒予防規則や特定化学物質障害予防規則などもここ近年でほぼ毎回
出題されています。
他にも労働衛生の有害物質や労働衛生保護具など、毎度出題されている項目が
いくつかあります。
それでは、衛生管理者試験においてそういった頻出項目だけ重点的に
勉強すればよいのでしょうか?
答えはNOです。
万遍なく学習しないと合格できない衛生管理者試験
総合点のみが合格の基準であれば、それでも合格できる可能性はあります。
しかし、衛生管理者試験は、総合点はもちろんですが、それ以外に科目(範囲)毎に
最低点が定められており、仮に、総合点で合格点に達していても、
ある分野の点が最低点に達していないと不合格になるからです。
つまり、得意分野だけ磨き上げて、合格しよう、ということができないのです。
また、しばらく出ていなかった問題が突然出題されたり、
逆に何年も出題されていたものが出題されなかったりするケースも少数ながら
見られます。
そして、本年度にリスクアセスメントに関する問題が初めて出題されたりと、
イレギュラーなこともありますので、すでに過去に出ているケースについては、
大変ですが、すべて万遍なく学習しておかないと、対応できない試験なのです。
なので、仮に新しい問題を全部落としたとしても合格点、並びに分野ごとの最低点を
超えるように、すでに出題された問題は全て解けるくらいのイメージで学習されると
合格へ近づくでしょう。